2017年6月3日土曜日

神園の麦

斎館南庭に設けられた"神園(みその)"では、見事に実った麦が刈り入れを待つ季節…「麦秋」を迎えています。
「お馬流し」で用いられる「お馬さま」が"茅"で奉製されることはよく知られていますが、その"芯"の部分には麦が使用されています。また、古式に則って「お馬さま」に供されるお供え物も、麦で調えられます。
斯様に麦は「お馬流し」に欠かすことのできない作物ですが、以前は、県西の神社のご厚意でお分け戴いたもの等を充てていました。二年前から、これを何とか神域で自作しようと、日当たりのよい斎館南庭の一部を耕して麦畑を設けました。耕作に従事して下さっているのは、農事や様々な手仕事に精通された門前の氏子さんと、平素からご奉仕下さっている営繕助勤者さんのお二人。今日の豊かな収獲は、このお二人の熱意の賜物。見事な稔りに神様もお喜びのことでしょう!!

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